清々しい秋空のもと、iPadとアプリを園児が活用している様子を見学するため、埼玉県吉川市の保育園「コビープリスクールよしかわ」を訪問しました。
5歳児(年長さん)クラスの子どもは16人で、4つのグループに分かれ、3人~5人で1つの机を囲んでいます。
週に一度の“iPad時間”を前に、園長の三鍋先生がiPad(iPad2を3台、iPad-miniを1台)を持って教室に入ってきました。
先生が各机にiPadを置き、先生のお話が終わるまで、行儀よく待つことができています。
まずは、音楽アプリ「おやこでリズムえほんプラス」で遊びます。
1回目は三鍋先生が「曲」と「レベル」を指定します。今回は「おもちゃのチャチャチャ」」の「かんたん」レベルに挑戦!
先生が「みんなで力を合わせて、上手に楽器をひきましょう!」と声をかけると、子ども達は一気に画面に集中。
もう何度か遊んでいることもあるのか、とても慣れた様子です。自分に一番近い楽器を演奏するように、自然と役割分担されていました。
ルールもしっかりと理解しているようで、楽譜を見ながら、上手に演奏できていました。
演奏が終わって、点数が出たら結果発表の時間です。
1チームずつ、点数を発表していきます。1番点数の高かったチームにはみんなで拍手!!
上手にできたチームを称えるということも、子ども達にとってはとても大切な経験ですね。
1番になれなかったチームからは、「次はがんばるぞ!」というような声も聞こえてきました。
2回目は、子ども達が「曲」と「レベル」を選びます。
なかなか決まらないチームも、先生の助けのもと、仲良くじゃんけんで決めることができていました!
「ふつう」や「むずかしい」レベルに挑戦しているチームも、なかなか健闘しています。
結果発表の時間です。
今回も点数の高いチームに拍手!
また、「むずかしい」レベルに挑戦したチームにもみんなで拍手しました。
3回目。「おやこでリズムえほんプラス」は最後のプレイ。今回も子ども達が曲とレベルを選びます。前回「ふつう」レベルで高得点をとったチームは、今回は「むずかしい」レベルに挑戦していました。子ども達の「やってみよう!」という意欲が素晴らしいですね。
最後の点数発表。
高い点数がとれたチームも、「むずかしい」レベルにチャレンジできたチームもみんな頑張りました!
音楽アプリで盛り上がったあとは、「みんなでつなげっと」で遊びます。
まず三鍋先生が、「“みんなでつなげっと”はどんなゲームだったかな?」と質問。
子ども達は「困っている人と助けてあげる人を、つなげてあげるゲームだよ!」と元気に答えていました。
先生は「困っている人をたくさん見つけて、助けてあげようね!」と子ども達にゴールを示します。
「みんなでつなげっと」の「つなげっとモード」で遊ぶのは今回2回目とのこと。
その前に3~4回ほど、絵合わせでプレイできる「あわせっとモード」で遊んだそうです。
「あわせっとモード」でルールや操作方法はしっかり頭に入っているので、今回もとてもスムーズに遊びに入っていました。
※「みんなでつなげっと」には、字が読めない子ども(3~5歳想定)向けの「あわせっとモード(絵合わせモード)」と、字が
読める子ども(6歳以上想定)向けの「つなげっとモード」がある。今回遊んでいるのは「つなげっとモード」。
画面をちょっと大きくしてよ」、「こっちの方に誰かいるよ!」などなど、子ども達は話し合いをしながら、人と人をつなげていきます。
途中、夢中になりすぎて画面に顔を近づけてしまっている子どもには、先生が「画面に近づきすぎると目が悪くなってしまうから、少しはなれようね」としっかりと声をかけていたのが印象的でした。
10分ほど遊んだら、結果発表の時間です。
まずは1チームずつ、「誰が困っていて、誰が助けてあげたか」を発表します。
短い時間でしたが、みんなしっかりと「みんなでつなげっと」ができていました!
最後は上手にできた全員に拍手!
三鍋先生の「みんなも困っている人がいたら、助けてあげてくださいね」という言葉に、子ども達は元気に返事をしていました。
最後は「ありがとうございました」の挨拶で終了です。